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王の写本〔菅原訳、ノルダル『巫女の予言 エッダ詩校訂本』p.9,43,115 などの表記。〕(おうのしゃほん、アイスランド語:''Konungsbók''〔『巫女の予言 エッダ詩校訂本』、9頁。〕、ラテン語:''Codex Regius'', 王書、王室写本、欽定写本、レギウス写本とも。)は、『詩のエッダ』(''Sæmundar-Eddu''〔)が記録されているアイスランド語の写本(コデックスも参照)である。写本番号は「GKS 2365 4to」〔「GKS」は「Gamle Kongelige Samling」(デンマーク語)の略で「王立図書館旧コレクション」を意味する。「4to」は「」であることを表す。〕など〔他に、たとえばエリアス・ヴェセーン(菅原邦城訳)『北欧の言語 新版』(東海大学出版会、1988年、ISBN 978-4486002536)では「Cod. Reg. g. s. 2365」となっている。「コペンハーゲン王立図書館 (Cod. Reg.) 所蔵の旧コレクション (g. s.) 2365番」という意味とのこと。〕。 == 概要 == 写本は、45枚の羊皮紙〔『エッダ 古代北欧歌謡集』285頁。〕でできており、1270年代に書かれたと考えられている。 ただし32枚目の後にあった〔8枚のページが、現在はなくなってしまっている。 失われたのは『シグルドリーヴァの言葉』の終わりの部分から『シグルズの歌断片』の終わりの部分までであり、なくなった部分に書かれていたことは『ヴォルスンガ・サガ』の内容から想像できると考えられている〔。 この写本に収録された詩の大部分が、唯一の情報源となっている。 1643年に、当時アイスランド南部の村スカールホルトで司教をしていたの財産となるまで、その所在はまったくの不明であった。そして1662年、彼はデンマーク王フレデリク3世にその写本を贈った。 写本はその後、1971年4月21日までコペンハーゲンにある王立図書館で保管された。 それからレイキャビクへ運ばれ、以後はで保管されている。そのような貴重な荷物を運ぶにあたり、飛行機での移動が十分に信頼されている時代ではなかったため、写本は儀仗兵に伴われて船で運ばれていった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「王の写本」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Codex Regius 」があります。 スポンサード リンク
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